袋吊り

本格的に酒造を始める

2026年4月14日
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    酒造りを始める準備ができた

    免許があればすぐに酒造りが出来ると思っていたが、意外と免許後の準備が大変。

    酒造というのは米を蒸して麹と水と混ぜて酵母を入れるだけで出来上がるが、それ以外の作業というか仕事が膨大にある。

     

    免許が来たあとにしかできない事

    水酸化ナトリウム溶液

    • レシピを税務署に申告する。
    • ラベルデザインの申請
    • 施設の什器を登録する
    • 醸造中の分析をする薬剤の発注
    • 酵母の発注
    • etc

    ウチみたいな新規の酒蔵だと、許可されたレシピがゼロなので全て申請していかないといけないし、免許がないと買えない酵母のようなものもある。

    そんなものの準備をしていたら2か月も経ってしまった。

    Windowsしか使えない

    酒造や酒販に関する申請や申告にはe-Taxというネットでの登録が必須で、紙での申告は嫌がられる。

    紙での申請だと、申請書を郵送で専用の窓口に送ってそこでPDF化されお酒の担当のところに届けられる仕組みなので、1週間位かかるらしいが、e-Taxだと申請したらすぐにみられるのでお酒の担当官からe-Taxを勧めれれた、と言うかお願いされた。

    では、e-Taxとやらを使ってみるかと調べていくと、ネットのものもあるが、お酒の事を申請するにはソフトをインストールするものしかできないことが判る。

    しかも、マイナンバーカードを使ってカードリーダーで読み込ませて本人確認する仕組みだが、マイナンバーも持っていないのでどうしようかと考えたら、会社の登記情報が載った書類を準備すれば対応可能とのこと。

    ただ、27か月で8000円くらいの費用もかかる。

    マイナンバーカードを作っても時間がかかるしその間何も出来ないので、諦めて費用を払って会社の情報が掲載された書類を申請した。

    コレで申請できると思うが、もう一つ落とし穴が・・・私のパソコンはMACなのでその時点でアウト。

    しょうがないので嫁さんが使っているパソコンを借りてe-Taxをインストールしてアカウントを作り、最低限の申請だけ済ませた。

    酒造は申請だけでなく、販売実績などを毎月申告しないといけない。

    そのたびに嫁さんにパソコンを借りるのも厳しいので諦めて中古のウインドウズのノートでも買おうかと見たが、5年くらい前のモノが数万円で売られている。

    取り敢えずWIN11はインストールされているみたいだが、まともの動くのか?すぐに壊れるのではという不安もある。

    かと言って新品は10万円以上するしスペックの低いものは動きが遅すぎて使い物にならない。

    MINI‐PCというのを見つけた

    ミニPC

    デスクトップ型のパソコンでモニターもキーボードもマウスも無いものだが、コレをMACから遠隔操作で使うことが出来れば、モニターもキーボードもマウス不要でMACから操作できるという代物、私の使い勝手にぴったりマッチしている。

    しかもお値段3万円程度と格安。スペックも申し分なくするルルと動く。

    普段はMACで、e-Taxを使いたいときだけコノMINI‐PCを起動し申請を行う。

    設定時のみモニターやキーボードが必要だが、モニターはテレビを使い、その他はMACに変える前に使っていたキーボードなどを使って行った。

    コレでやっと醸造家としてのスタートが切れる

    2か月という期間はあっという間だった。

    免許が取れたことに浮かれていたのと、やることが一杯過ぎて中途半端であったりうっかり見落としていたこともあり、時間が経過してしまった。

    何はともあれ、杉本酒造りスタートします。

     

    醸造家プロフィール

    この記事を書いた人

    代表 / 醸造責任者 杉本 昭博

    旨い酒を作りたいという思いで、岸和田の地にて酒蔵を始めました。また、酒造りの傍ら、古美術商も営んでおり、ぐい呑みなどの酒器を集めています。