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どういったものがクラフト醸造酒なのかと言うと、こだわりのある材料や、フレーバーなど
既存の大手メーカーが作っていない、小さな酒蔵が手造りでだからこそ出来るようなものをいうのだと思っています。
そんなクラフト醸造酒と言う言葉を聞いたことがないでしょうか?。

数あるクラフト系の中でもクラフトビールが一番多いのではないでしょうか、30年くらい前にもありましたが、今結構な勢いでの酒蔵が立ち上がっています。
以前のブームは、そもそもビールを製造するためには、年間2,000キロリットル(大瓶約330万本分)以上の製造能力が必要だったものが、1994年の法律改正により、この最低製造数量が年間60キロリットルに引き下げられました。
このおかげで、参入ハードルが下がり、当時は「地ビール」と呼ばれ、お土産や観光名所としてのブームが巻き起こりました。
そして、2000年代後半からはクラフトビールと呼ばれるようになり、その他のクラフトサケに変化し行きました。
数年前まではクラフトジンが流行り、日本酒を作っていた酒蔵が、若者の日本酒離れを危惧して新たなものを作らねばということで乗っかって始める所が多かったみたいですが。
日本人にとってジンはあまり受け入れられなかったのでしょう、ほとんど見かけなくなりました。
ジンは作るのが簡単で、蒸留酒に杜松の実(ジュニパーベリー)という樹の実が入っていれば良く、その他はなにを入れてもジンを名乗ることが出来ます。
ですのでオレンジフレーバーのジンというものなど、ご当地の食材を使ったものが多かったように思います。

クラフトではないが、日本のウイスキー山崎や響などの旨さがバレて、世界中で大人気になり日本でも品薄状態に。
ウイスキーは売れているから増産というわけにも行かず、作るのに仕込んで熟成の期間を考えると、最低5年は掛かります。
ですのでいま世界的なブームだからと思って調子に乗って増産などすると、5年後はみんな飽きてしまっていてブームが終わったとなれば悲惨なので中々増産に踏み込めないのでしょう。
だから今でも品薄が続いているのではないでしょうか。
最初は、山崎や響などが大人気でしたが、手に入りづらいということもあり、日本のウイスキーなら何でも良いと言うような雰囲気がありますね。
そんなジャパニーズウイスキーの世界的ブームの中、クラフトウイスキーというジャンルも出来上がっているようです。
現在、稼働中のウイスキーの蒸溜所は約300蔵くらいあるそうで申請中のものも多数あるという話です。
そんなクラフトウイスキーの蒸溜所で、富山にある三郎丸という地ウイスキーがあります、
このウイスキーは戦後からウイスキーを造っておられた老舗の蒸溜所で、私が酒蔵見学を捺せて頂いた際に、試飲しビックリしたのですが、このウイスキーを試飲したことがきっかけで酒蔵を始める切っ掛けにもなりました。
いろんなクラフト系のお酒もありますが、当蔵が造っているクラフトサケは日本酒に製造方法は似ているが、ちょっと違うもので、酒税法の括りでは清酒とその他の醸造酒と全く別物になります。
ざっくりいうと、日本酒は、米と麹と水だけで造られ、そのほかの醸造酒は同じく米と麹と水だけで造ります。
その違いは、最後の工程で違いがあり清酒は濾すという作業が必須で、その他の醸造酒は米と麹と水だけで醸造した場合は濾すことが出来ません。
そして、材料に米と麹以外を使用した場合は清酒と呼べなくなり、その他の醸造酒になります。
この副材料を使用するというのがその他の醸造酒の面白いところで、クラフトサケと呼ばれる所以です。
米と麹以外のもの、例えば果物を潰して果汁にし(丸ごと入れるとリキュールになる)入れる事ができます。
面白いところでは、ビールに使うホップやハーブなどを入れているところもあります。
いわゆるフレーバー日本酒と言ったところでしょうか。

清酒には使える材料が限られているので、麹を造る際に種麹に変化をもたせたり、酵母を変える事で様々な変化を杜氏の考えで作り出すことが出来ます。
また濾すという作業が必須なのでどぶろくが造れません、粗めの酒布で濾すことで醪が溶け出しにごり酒はできますが。
一方クラフト醸造酒は、穀物と糖を原料とすると規定されていて、範囲が広いのが特徴です。
副材料を使えばあらゆるフレーバーのお酒が醸造可能です。
また、清酒のように濾すと言う工程が必須ではないので、濾さなければフルーツどぶろくになり、濾せば透明なお酒になり、当蔵のようなフルーツ澄酒が出来上がります。
もちろん、粗めの酒布で濾せばフルーツにごり酒というのも可能です。
米と麹以外のものを混ぜれば日本酒でなくなるので、濾しても濾さなくても良いという状態になります。
そこで、米と麹以外なので、当蔵では発芽玄米を醸造時に使用します。
醸造時に一握りの発芽弁米を入れることで、日本酒ではなくすことが出来、その他の醸造酒になります。
醸造が終わりましたらそのままどぶろくとして瓶詰めも可能ですし、濾して日本酒的なものとして瓶詰めも可能です。
最後に入れた発芽玄米では味に変化をもたらせる事はないので飲み口ははっきり言って日本酒ですが、日本酒と言えないんです、あと純米酒とか日本酒を想像される言葉もNGで、当蔵では純米造りとしています。
そして、裏ラベルには清酒とは書けないので「その他の醸造酒」と記入し、原材料にも発芽玄米と記入しないといけません。
まぁ、そんな所は一般の方は気にしていませんし、美味けりゃなんでも良いのですけどね。
その他の醸造酒の免許を取得するのは理由があります。
多分、みんな日本酒が好きで日本酒が造りたいと考えていると思います。
けど、日本酒の製造免許は新規で降りないのが現状で、やむなくその他の醸造酒の免許をとったのではないかと考えています。
清酒のほか、味醂、焼酎など米を使うお酒の免許は原則新規で降りません。
一部、輸出専門で国内に出荷しないなら清酒の免許は降りるそうですが。
なぜ、こんなルールになっているのかと言うと食べるお米が減ると困るからだそうです。
米を食わずパンを食えという方向性に持っていきたいから減反政策して、挙句の果てに食べる米が減るからという理由で新規で清酒の免許の取得ができない様になっているとか意味が判りません。
お陰でクラフトサケという新しいジャンルが出来、フルーツどぶろくなどの新しいのもが生み出せたり、違ったお酒の可能性が広まったので良しとしようかな。
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この記事を書いた人
旨い酒を作りたいという思いで、岸和田の地にて酒蔵を始めました。また、酒造りの傍ら、古美術商も営んでおり、ぐい呑みなどの酒器を集めています。