袋吊りとは

FUKURO-DURI

袋吊り(ふくろづり)

圧をかけず、布の袋から雫のように落ちてくる酒だけを集める。
手間も時間もかかる手法です。

ABOUT袋吊りとは

袋吊りは、醪(もろみ)を酒袋という袋に入れ、袋ごと吊るして、重力だけで自然に滴り落ちる酒を集める方法です。搾り機で圧をかけることはしません。

袋の中から落ちてくるのは、雫のようにゆっくりとした、ごく少量の酒です。待つ時間が長く、一度に取れる量も限られます。それでも、この方法でしか得られない味わいがあると考えています。

PROCESS袋吊りの流れ

  1. 醪を袋に入れる発酵が進んだ醪を、目の粗い布の袋に移します。
  2. 袋を吊るす袋の口を縛り、重力で液体が落ちる位置に吊るします。
  3. ただ待つ圧はかけません。時間をかけて、少しずつ滴り落ちるのを待ちます。
  4. 雫を集める落ちてきた酒を一滴ずつ受け、まとめます。

TASTE圧搾との違い

圧搾だと、酒と一緒に雑味や渋み、香りの角も押し出されてきます。力強さを感じる一方で、どこかざらついた印象が残ることもあります。

袋吊りは、余計なものを押し出さない分、透き通った、きめ細かく、やわらかな味わいになります。派手さはありませんが、口に含んだときの静けさが、この方法の魅力だと感じています。

圧搾

一般的な方法で、短時間で多くの酒が取れる。力強く、しっかりした味わいになりやすい。

袋吊り

時間がかかり、取れる量は少ない。透明感があり、やわらかな味わいになりやすい。

WHYなぜ、希米は袋吊りなのか

飲んで美味いと心から思える酒だけを造りたい。
効率では出せない味があるなら、その手間を選びたい。
  • 美味さを最優先にしているから

    分析はしますが、最後に決めるのは味です。コストや効率よりも、飲んで美味いかどうかを基準にしています。

  • 酒造りの型を理解したうえで選んでいるから

    酒造りを分解して仕組みを読み解き、なぜこの方法が美味しさにつながるのかを理解しています。古い方法を否定するのではなく、理解したうえで選ぶ。それが、希米の酒造りです。

  • 手で造っている実感を残したいから

    温度管理などにはIoTを取り入れていますが、すべてを機械に任せる事はしません、それはただのアルコール工場になると考えているからです。酒袋を吊り、雫を待ち、見守る工程も、クラフト醸造酒らしさの一部です。

  • 少量を丁寧に造るという方針と合っているから

    年間の生産量には上限を設けています。量を増やすことより、一本一本に手をかけることを大切にしています。

NOTEご理解いただきたいこと

袋吊りは、同じ仕込み量から取れる酒が少なく、手間もかかるため、どうしても価格は高くなります。生産量も限られているため、すべての方にお届けできるわけではありません。ご了承いただけますと幸いです。

袋吊りで造ったお酒は、こちらからご覧いただけます。

商品を見る